ポケットWi-Fiで不具合が発生しているときや、パフォーマンスに不満があるときには再起動すると解決する可能性があります。
ただ、レンタルしたポケットWi-Fiの再起動方法がわからなくて困ってしまうこともあるでしょう。
ポケットWi-Fiの再起動のやり方は端末の種類によって違います。
この記事では、ポケットWi-Fiの再起動をパターンに分けてまとめました。
ポケットWi-Fiを再起動するメリット・デメリットも紹介します。
ポケットWi-Fiを再起動する方法のパターン
ポケットWi-Fiを再起動する方法には3つのパターンがあります。
ポケットWi-Fiの機種によって再起動の流れには違いがあるので、取扱説明書を見て確認することが重要です。
ただ、直感的な操作でも再起動できるポケットWi-Fiも多くなっています。
ここでは、よくあるポケットWi-Fiの再起動方法3パターンを解説します。
ポケットWi-Fiの電源ボタンを軽く押しても電源は切れません。
うっかり押して電源が落ちてしまわないように設計されているからです。
ポケットWi-Fiの電源ボタンは長押しすると電源を落とせます。
3秒から10秒くらいの長押しをした後、自動的に電源が切れる場合もありますが、「電源を切りますか?」といった質問が液晶画面に表示されて「はい」や「Yes」を選ぶと電源を切れる場合もあります。
電源を切った後、電源ボタンを押せばポケットWi-Fiを再起動できます。
電源ボタンを長押しすると、電源に関連するメニューが表示されます。
電源を切る、スリープにする、再起動するといったメニューが液晶画面に表示されるので、再起動を選びましょう。
最近のポケットWi-Fiではこのようなメニューが搭載されていることが多いため、電源が切れたのを確認してから、あらためて電源を入れる手間を省けます。
電源ボタンを押しても反応しないような状態になっているときが典型的です。
基本的に電源を自由にオンオフできるようにポケットWi-Fiは設計されています。
しかし、本体の不具合によって電源ボタンが機能していない場合には、電源ボタンを使って再起動することはできません。
ボタンが故障してしまったときにも発生するトラブルです。
このようなときにポケットWi-Fiを再起動するには、バッテリーが切れるのを待つ必要があります。
バッテリー切れになると自動的にポケットWi-Fiはシャットダウンされます。
電源ボタンが完全に故障している場合には再起動できませんが、電源オフができない不具合の場合には、電源ボタンを押すと再起動できます。
ポケットWi-Fiを再起動するメリット
ポケットWi-Fiは再起動すると何が良いのでしょうか。
ここでは、ポケットWi-Fiの再起動によるメリットを解説します。
全体的なパフォーマンスは、長時間電源を入れっぱなしにすると発生しやすい問題です。
ポケットWi-Fiを再起動すると一度リフレッシュされるので、パフォーマンスが元の状態に戻ります。
通信が遅くなってきた感じがしたときにはポケットWi-Fiを再起動しましょう。
本来は10台接続できるはずなのに9台しか接続できない、ときどき通信ができなくなってしまう、設定の変更をしようとするとフリーズしてしまうなどいったトラブルが起きているときには再起動するのがおすすめです。
再起動してシステムが元に戻るとさまざまなトラブルが解消されます。
多数の端末から接続していて、どれが接続されているのかがわからない状況になることもあります。
ポケットWi-Fiの同時接続数には上限があるので、新たに接続したいときに上限に達してしまっていると接続できません。
どのデバイスが接続されているのかがわからないときには、ポケットWi-Fiを再起動すればリセットされます。
接続する必要があるデバイスだけ、あらためて接続して使用できます。
同時接続するデバイスの管理が難しくなったときに、リセットする方法としてよく用いられています。
ポケットWi-Fiを再起動するデメリット
ポケットWi-Fiは再起動するとデメリットも発生します。
状況によっては再起動しない方が良い場合もあるので、気を付けましょう。
ここでは、ポケットWi-Fiの再起動によって起こり得る問題を紹介します。
対策も解説するので参考にしてください。
再起動してしまうと、接続しているすべてのデバイスのインターネット通信が停止されます。
再起動している間はインターネットが使えないのがデメリットです。
特に大きなファイルのアップロードやダウンロードをしている最中にポケットWi-Fiを再起動すると、アップロードやダウンロードをやり直さなければならなくなります。
そもそもポケットWi-Fiの不具合で通信できていないときには問題になりませんが、使用で来ている状況の場合には通信の必要がなくなったタイミングを見計らって再起動することが重要です。
しかし、再起動したらすべてのトラブルが改善されるとは限りません。
繋がりにくい、速度が遅いといったトラブルはポケットWi-Fiの端末だけが原因ではない場合があります。
ネットワークがそもそも混雑していたり、電波が悪い場所にいて通信が難しかったりすることもあります。
再起動はトラブル解決の一手段でしかないので、注意しましょう。
再起動しても改善しなかった場合には、他の原因も考えてトラブルシューティングをする必要があります。
デバイスにパスワードを記憶させていれば、自動接続されるのが一般的です。
しかし、パスワードを記憶させていない場合には、接続するときにパスワードを入力することが必要です。
レンタルのポケットWi-Fiでは本体にパスワードが記載されている場合が多いので、見てみましょう。
ポケットWi-Fiをレンタルしたときの書類に記載されている場合もあります。
パスワードを忘れてしまうと接続できなくなるので、注意が必要です。
本体が故障しているときには、再起動を試みたためにまったく使えなくなる可能性があるのがデメリットです。
レンタルのポケットWi-Fiの場合には、事情を説明すれば代替機を用意してもらえる可能性があります。
しかし、代替機が手元に届くまではポケットWi-Fiをまったく使えない状況になるのがデメリットです。
本体の不具合が懸念されるときには、再起動のタイミングを見計らうことが重要です。
ポケットWi-Fiを再起動するのがおすすめのシーン
ポケットWi-Fiの再起動は、使用していて問題があると感じたときには試してみるのがおすすめです。
ここでは、特にポケットWi-Fiを再起動してみた方が良いシーンを紹介します。
本体に不具合が発生している可能性が高いからです。
接続されている機器が多すぎて接続できないときにも解決になります。
ポケットWi-Fiのキャッシュなどが溜まっていて、不具合を起こしている可能性があります。
再起動すればリセットされるので、安定した通信をおこなえるようになるでしょう。
発熱した状態のまま放置していると不具合が発生しやすくなるので、再起動してリセットするのがおすすめです。
古いポケットWi-Fiはバッテリーの不具合で発熱しやすくなる場合もあります。
端末を触ってみて普段よりも熱いと感じたときには一度電源を切って、冷めてから再起動するのがベストです。
ポケットWi-Fiでトラブルが起きたときには再起動してみるのがおすすめ
ポケットWi-Fiは再起動すると不具合を解消できる可能性があるので、困ったときには試してみましょう。
一般的には、電源ボタンを長押しして電源を切ってからあらためて電源を入れるか、長押しして液晶画面に表示されたメニューから指定すれば再起動できます。
ポケットWi-Fiでトラブルが起きたときには再起動してみるのがおすすめです。
ただ、再接続やパスワードの再入力が必要になる場合がある点には注意して、準備を整えてから再起動を実行しましょう。